インフォメーション
「冬の火災予防」を呼びかけています
新潟県の住宅火災の原因で最も多いの「ストーブ」です。詳しく原因を調べてみると、そのほとんどが間違った使い方によるものです。
◆ストーブの高温部の近くに燃えやすいものを置かない
◆ストーブに給油するときは必ず消火する
◆少しでも異常がみられたら使用を中止する
これらを徹底して、寒い冬を安全・快適に乗り切っていきましょう。

冬は天候が悪く、洗濯物が外に干せないため、どうしても部屋干しをしてしまいますが、ストーブの上での物干しは絶対にやめてください。また、近くのテーブルや棚の上など、年末大掃除を機にぜひ整理整頓をお願いします。→石油ストーブ火災の映像をご覧ください
■■■こんなところもチェック■■■
電気を使う場所も注意が必要です。コンセント一つから、建物が何棟も燃えてしまう大火災となった事例もあります。例えば、コンセントプラグが長い間このような状態になっていませんか?

危険① 【金属部の加熱】
限られた接触面に電気が集中して流れるとその部分に高熱が発生します。プラグの周りに焦げた跡がないか、点検をお願いします。
危険② 【ショート】
コンセント差し刃の隙間にヘアピンなどの金属が挟まると、2つの差し刃同士が「ショート」し、高温の火花が発生します。子どものいたずらなどで火災となった事例が報告されています。
危険③ 【トラッキング】
長い間このコンセント差し刃の隙間に埃や湿気が溜まると、最終的に下の写真のようになることがあります。

これは、実際に火災の一歩手前になったものです。長い時間、コンセント差し刃の隙間に溜まった埃や湿気などに電気が流れ、プラスチック部分が少しずつ炭化し、あるとき爆発的に燃焼するのです。
よくみると、プラグの金属がえぐれています。金属を溶かしてしまうほどの高熱が発生したことがわかります。
このほかにも、配線に許容以上の電気が流れる「タコ足配線」や、「配線コード」の踏み付けなども、実は見えない火災の脅威です。
家の中の「普段見えない配線」「家具に隠れているコンセント部分」など、年末大掃除に合わせてぜひともチェックをしてみてください。
本掲載内容、実験動画提供等に係るお問い合わせは、☎025-545-0230 上越地域消防局予防課火災調査係(担当:入村、沖川)